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「終わった後、すごく虚しかった。
あたし何してるんだろうって。
最中も思い浮かぶのは元彼の顔でさ…
笑っちゃうよね」
自分でそう言っておいて余計に虚しくなった。
きっと、あたしに恋愛なんて向いていない。
恋愛に向き不向きがあるのかどうかはわからないけれど…
「けどね、やっぱりあたしは適当にフラフラと遊び歩いてる方が性に合うみたい」
あたしがそう言って大笑いする中、直美は返事をする事もなくただ何かを考えているようだった。
「ねぇ、直美。
あたし達は『はみ出しもの』『落ちこぼれ』
って言われて馬鹿にされてきたけれど…
あたし達は誰よりも自由だよね」
残り少なくなったビールを一気に煽る。
直美はあたしの言葉を聞いて「当たり前じゃない」と満面の笑みを見せた。
「あー…あたしも早くもう一度家を出たいな。
もっと自由が欲しいよー」
新しい缶ビールを手に取りながらあたしはそう叫ぶ。
実際は一人暮らしをすれば家事と仕事に追われ自由なんてほとんど無いのだが…
それでも家庭環境がお世辞にも良いと言えないあたしにとってはそちらの方が自由に思えた。
