相手の職種や、生きてきた環境によって様々な話しを聞く事が出来る。
中にはもちろん、過去の武勇伝ばかりで
何の役にも立たない話しばかりの時もあるし、聞く話全てが本当の事だという証拠もない。
それでも自分が経験した事の無い話や仕事の話を聞いて考え方が変わったり、為になる事もある。
部外者には絶対に口外してはいけないような話を聞けた日には大当たりだろう。
私は人の事を信用しないとは言ったが、人との関わりは大切だと思う。
自分だけの世界に閉じこもり、その少ない経験の元に作り出された思想や概念は甘っちょろく浅はかな物だろう。
そう、それは俗に言う綺麗事なんだと思う。
そんな綺麗事が通用するほど世間は甘くもなく綺麗でもないのだが自分1人の世界に住んでいる者にはそれすらもわからない事なのだろう。
私にはそっちの方が余程『可哀想』に思えた。
様々な知識や情報を得ると共に自分が無知では無くなってい、それが最後には自信へと変わっていく。
そう考えると私が男と交わる意味がそこにあるのかもと初めて思った。
無論、人の心を簡単に開けるほどの力が自分にあれば身体を重ねる必要もないのだが…
そればかりは誰にでも出来る事ではないだろう。
