「....慎ちゃんて、素直じゃないよね」 「利乃の方が素直じゃないでしょ」 「私は素直だよ。慎ちゃんと一緒にいたいってちゃんと言えるもん」 「じゃあいいじゃん。一緒にいよーよ」 ねえ、好き。大好き。 もしもこれから先、離ればなれになっても。 いつか君に、私じゃない大切なひとができても。 ずっとずっと、覚えてる。 君と過ごした夏の日の、景色を。 この青を。君の笑顔を。 永遠に胸の奥に抱えて、ずっと想ってる。 end.