思わず、「また……?」と呟いてしまったのだ。 結果、松原先輩に食いつかれてしまい、彼の隣の席に座るよう押しきられ。 二年生達の視線を浴びながら最近の悩みを吐かされ、今に至る。 「……嫌っていうか…ええと……いや…うん …嫌なのかな……うん……」 「おー、マルちゃんが言葉につまるの珍しいね」 「そうですかね……?いや、私以外の女子と話すようになったのは良い傾向だと思うんですよ。ええ、いやほんとに」 ふーん、とニヤニヤしながら松原先輩が私を見てくる。この人絶対面白がってんだろ。