君のいない冬。



丸で囲まれた文字を目で追ってみると



「…え?」



ぽつり、ひと言つぶやいた









す グ が ス き










そう読めた。





「…やっと俺の名前呼んだなッ」


だめだ、視界がぼやけてきた





おせーんだよ、ばか。