君のいない冬。






ここ最近ずっと持ち歩いていた


もうとっくに読み終えたはずのこの本は


俺に貸すためのもので


 




ここ一週間の舌打ちは



俺に本を貸そうとしてくれてた



"ちい"と絵梨花が小さく呼ぶ声




なんて。自惚れてもいいよな?