君のいない冬。



「席は千井の隣だ!



じゃあ後はよろしくたのんだぞ。」




先生は俺を指さして言った









「小野さん。俺、千井直春!



すぐって呼んでー。よろしくな!」




にこっといつも通り

人当たりのいい笑顔をうかべながら言った






「……よろしく。」