そんなこんなと泣き終わった頃にはすっかり暗くなって気づくと6時を回っていた。
早く帰らないと思い急いで歩き始めた。
あたしはそのときでも、優牙くんのことを考えていた。
あのあとどうだったのか。心配だった。
あんな風になにも考えず傷つけてしまった気がしてとてもいやな気分だった。
そんなとき、あたしは目の前に優牙くんがいてびっくりした。
そしたら優牙くんは、近づいてきて‘ごめん’とだけいって通り過ぎていってしまった。あたしはいてもたってもいられなくなり追いかけていった。