そのウインクには、頑張って、と投げ掛けて来たかのようだったから、あたしもウインクを芽衣にしてみせた。
見事に出来ずに両目をつぶったようで、芽衣はブッと噴出して机に俯せた。
肩を小刻みに震わせて笑っている。
送信:芽衣
《頑張ったのに(^∀-)》
出来なかったウインクを顔文字で作って、芽衣に送った。
笑いを堪えて体を起こし、芽衣はメールを見るとウインクをした顔文字を送った意味が分かったらしい。
「ぶはっ!」
さっきより激しく噴出した。
「もー芽衣!うるさい」
あたしは勢いよく立ち上がった。
「うるさいのはお前だ、中野」
丁度斜め前に先生があたしを睨んで立っている。
怖い…。
「携帯でメールとは良いご身分だな!田中野」
毎回毎回メールをしていたあたしたちに薄々気付いていたようだ。
って、先生、略さないでよ!
田中野って…。
ずっと昔にあった田中田みたいじゃん。
「後で生徒指導室へ来なさい」
予想通りにお呼び出し。
見事に出来ずに両目をつぶったようで、芽衣はブッと噴出して机に俯せた。
肩を小刻みに震わせて笑っている。
送信:芽衣
《頑張ったのに(^∀-)》
出来なかったウインクを顔文字で作って、芽衣に送った。
笑いを堪えて体を起こし、芽衣はメールを見るとウインクをした顔文字を送った意味が分かったらしい。
「ぶはっ!」
さっきより激しく噴出した。
「もー芽衣!うるさい」
あたしは勢いよく立ち上がった。
「うるさいのはお前だ、中野」
丁度斜め前に先生があたしを睨んで立っている。
怖い…。
「携帯でメールとは良いご身分だな!田中野」
毎回毎回メールをしていたあたしたちに薄々気付いていたようだ。
って、先生、略さないでよ!
田中野って…。
ずっと昔にあった田中田みたいじゃん。
「後で生徒指導室へ来なさい」
予想通りにお呼び出し。
