もうかれこれ1年近く毎日の様にケンカしてきて、こんなにも簡単にくっつくなんておかしいのかもしれない。


でも、今は別にいい。


だって蜂谷は幾ら何でも、どうでもいい女子相手に告白する様な男じゃない。


私は蜂谷を、そして蜂谷を信じている私自身を信じるだけ。


「あーー幸せ。メチャクチャ幸せ。ってなワケで小町、もうちょっと何かあっても……」


「ちょっと待って!何どさくさに紛れて名前で呼んでるの!?」


今日からようやく“恋人”となった私と蜂谷の賑やかな声が、教室に流れ響いた。


どうか“ケンカ友達”に戻りません様に!!









――――END――――