【短】セント・ミステイク

一気にブチギレた私は、凄まじい勢いで蜂谷につっかかり、周りの皆に止められる。


「誰かデ○ノート買ってきて!!アイツの名前書いてやる!!」


「デ○ノートがそこら辺に売ってるワケないでしょう!ってか世界中どこにも売ってないわよ!!」


「このバカ蜂がぁーーーー!!」


いつも以上に激怒する私に、クラスメイト達は完全に呆然となっていた。


蜂谷が男友達に囲まれて、ベーーッと舌を出しているのを見つける。


「私にだってね、バレンタインチョコレート渡す相手位いるんだから!バカにしないでよね!!」


――――ガタンッ!!