2人は図書委員



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図書委員になってから2ヶ月が過ぎた。

図書委員は一週間の当番を年に2回程。

昼休みに図書室を開館する。

一回目の一週間はりゅうと無言が続く可能性があり、2人だけは気まずかったので桜に昼休み来てもらった。

しかしあっちはテニス部の先輩やら後輩やらに囲まれていて、2人きりになることはなかった。

内心ホッとした気持ちもあったがなぜかりゅうのことがすごく気になった。

そしてあっという間に一週間が過ぎた。

2回目の当番は三学期。
とりあえずひと安心だ。

『ありがとねー。』

桜に一週間つきあってくれたことを
お礼すると、桜はなにか考え事をしていて返事がない。

『桜ー??おーい。』

私が肩をポンと叩くと

『あぁ!ごめんごめん。』

といった。

『なに桜。悩み事??』

私が聞くと、桜は

『うーん……。悩み事っていうかさ……
。気づいちゃったんだけど……。』

と腕を組みながら言った。

『柚姫ってさ。りゅうくんのこと好きでしょ。』

『………は?』

桜の質問に聞き返す。

『私が?りゅうを?』

桜は頷く。

『いや……いやいや!ない!ないよ!』

『えぇ!嘘だぁ。柚姫を一週間みてたけど、りゅうくんのこと目で追いかけてたよ??』

桜に言われ

『え!?』

と声をあげた。

『自覚ないんだ……。』

桜は呆れると、私の頬をパチっと触った。

『柚姫はもっと自分に素直にならなきゃ。柚姫の事を1番知ってるのは自分か私だけなんだからね?』

そこは自分だけではないのだろうか。

しかし、桜の言葉にまた言い返せることができなかった。