2人は図書委員



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『え!図書委員になったの!?』


さっそく親友の桜に報告。
桜はビックリして私の肩をガシッとつかむ。

そりゃ驚くだろうな……。

桜は知っている。
私がどれだけ本に興味がないことを。

小学校の頃、朝の読書時間で私はマンガを見ていた。先生にバレて説教されても構わずマンガを持参した。

覚えている。
桜は何回も私が興味をもつように私にあう本を紹介してくれた。
しかし私にあう本なんてあるわけがない。

私は本が大嫌いなのだ。


私は桜に不満そうに言った。


『そーなんだよ。しかも最悪なことに
ペアが……』


と、そこまで言いかけた時。
桜の反応が予想と違っていた。


『柚姫が……。本に……。興味を……!?』

『いや……。興味じゃなくて、ジャンケンに負けて……。』

『でもでも!!あの柚姫が!!!!
図書委員だよ!?』


あぁ。ダメだこりゃ。
桜は目に涙をためている。

『柚姫!成長したねぇ……!』

『…………』

何も言い返せず、その日はずっとウキウキしている桜を見ていることしかできなかった。