『夜なら大丈夫かもだけど、わからない。』 そう達哉が言った。 達哉が帰ったあと 美恵佳たちが 帰ってくるまでの間 あたしは 今起こったことが 本当なのか 信じられなかった。 あたしは達哉が好き…。 達哉が大好き……。 誰よりも。 その大きな手が あたしのものになったら良いのにな… そんな風に考えながら 頭に残る達哉の温もりに したっていた。