『うん。始まってもないよね…でもだからこそ花火の日の想い出だけを持って このまま恋を終わらせちゃった方が良い気がするんだ。』 あたしが言うと 美恵佳は 『もう少しよく考えてから結果を出した方が良いよ。』 と言った。 よく考えたんだ… あたしなりに 精一杯バスの中で一人 考えたんだよ? そんな事を思いながら あたしは冷静の中に 戸惑いもあった。