「あー‼鈴華ちゃん、こっちこっち!!」
菜々美さん、そんなに私の事を呼ばないで下さい。
周りからの視線が痛い。
「ヤバい‼鈴華ちゃん、メイクしてないよね?」
「そうですけど……」
「海崎 信真に見せるんだよ!一番可愛い状態じゃないと」
いつもメイクなんかしないし、メイクしなくてもいいと……。
「メイク道具取ってくるから、待っていて!」
走って行ってしまった。