知ってるよ、でもっ! 「それをあたし達2人だけ避ける練習して 何があるの?!」 「いいか、乃愛? 組長候補の柊也は生きててくれないと困る 乃愛は、柊也を守るための〝モノ〟だ。」 〝モノ〟 あたしの中でその言葉だけ漂った。 「じゃあ茉羽は?茉羽はどーなの?!」 ガシャン 「うるさいんだけど、乃愛。 あたしは生きてていい存在なの、わかる?」