"また" それは、最低でも1回は前に泊まりに来たことがあることを意味する。 2人が何もお互いを意識しない仲だったのならまだよかったのかもしれない。 けど、1人は相手を想ってるんだ。 そんなこと簡単に頭の中で消化しきれない。 彼女として、それを止めようか。 はたまた、彼の恋を応援する者として、私は退散するか。 グッと掌を握りしめて考えたのは、前者の方だった。