愛してる、愛されてる

チャイムが鳴り、体育の授業を始める。


「ねぇ、川島さんもダメだったらしいよ
泣いて帰って来たらしい」


「えっ、そうなの!?
今度こそカップル成立かと思ったのに……!」


「鈴谷君って、あんな美人もダメならどういう人がタイプ何だろ…」


「年上とか?
それか意外とブス専?」


「ありえる!」



ストレッチ中の会話は、これで持ちきりだった。


ついつい聞き耳をたてながら、体を伸ばす。


年上かぁ、合うなぁ。


年上のモデル体型の美人なお姉さんを思い浮かべて、少し傷つく。


そんなことをしている時に、入り込んできた一つの話題。