愛してる、愛されてる

「…川島を、友達だと見たことはなかったよ」


せんちゃんの声が、胸に突き刺さる。



「え…それって……」


川島さんの顔がパッと明るくなる。


私は、ドキドキしながら聞いた。


「…でも」


急に、せんちゃんの声が鋭くなるのを感じる。


「恋愛対象として見たこともない」