愛してる、愛されてる

裏庭に着くと、川島さんとせんちゃんが話をしていた。


話というよりは、告白なんだろうな。


川島さん、顔真っ赤にして、髪の毛を何回もいじったりしてるんだもん。


あんな、可愛い子……。


普通なら、即OKだと思うんだけど。


私は、話を聞くために物陰に隠れながら近寄った。


「…で、その…友達だと、思ってると思うんだけど……好きです…!つ、付き合ってくれますか…?」


ちょうど川島さんの告白の瞬間だった。