愛してる、愛されてる

「私の…背中の傷のこと、もしかしてせんちゃん…知ってるの?」



せんちゃんの顔が、あきらかにひきつった。



知ってたんだ………。



ていうことは、やっぱり…



「せんちゃん、私たちが付き合えないのって…あの事故が理由?」



おそるおそるせんちゃんに聞いた。



今さら、理由なんて聞いたってどうにもならないことなんてわかってる。



けど、もしこの事故が理由なら………



「うん、そーだよ」



「…!!」