偶然が永遠に変わる時。




そして、次の日の朝...。



ピピピピ...



「......ん...」



アラームを止めて、身体を起こす。




(ふわぁぁ...。眠い...。支度しないと...。)



制服に着替えて、下に降りる。



(...よし。ご飯を詰めて...。おかずは...っと。)




「できた。このくらいの量でいいかな。」



時計を見ると、6時になっていた。



(...清水くん、起こした方がいいのかな...?)




「...遅刻してもいけないし、起こした方がいいよね。」




コンコン...



「...清水くん、起きてる?朝だよ。」



「ん。すぐ行くから、食べてていいぞ。」




「分かった。」



そう言われたものの、食べるのは気が引けた
ので、お茶などを出していた。





ガチャ...



「おはよう。朝飯、ありがとな。というか、
食ってていいっていったのに。」




「だって...なんか悪いもん。」




「そういうもんか?まぁいいや。いただきます。」




「どうぞ。」




今日はピザ風のパンにしてみた。




「ん、うまい。ご飯もいいけどパンもいいな。」




「ありがと。食パンだけじゃ飽きちゃうけど、
時々こういうのをすると、いいんだよね。」




「ふーん。まぁ、たしかにな。」





「うん。あ、お弁当あれくらいで良かった?」




「ん?あぁ、あれか。」




清水くんは席を立ち、見にいった。




「充分。彩りも綺麗だし食欲をそそられるな。」




「良かった。嫌いなものとか無かったよね?」




「大丈夫。サンキューな。」




「いえいえ。」




「でも、無理して毎日作らなくてもいいぞ?」




「無理してないよ。中学からやってきたし。
大丈夫。」




「そうか?まぁ、無理はするなよ。」




「うん。あ、洗い物お願いしていい?」




「おう、やっとく。」




「あと、ハンガーの場所とか教えて欲しいな。洗濯物干したいから。」




「えっと、それは...」




こんな感じで朝の準備は終えた。





「じゃあ、先いくね。」



「あぁ。...あ、ちょっと待った。渡すものがある。」



そう言って、清水くんは何かを取りに行った。




(...何だろう。)




「はい、これ。」



そう言って渡されたのは鍵だった。




「俺の家の鍵。無いと困るだろ?帰るのも
バラバラになるだろうし。」




「そういえば、そうだね。ありがと。」



清水くんから鍵を受け取ろうと、手を出した。




「...星野、お前ふるえてる?」




(...!な、なんで...。でも...)




「震えてなんかないよ?...ほら。」



私はそう言って、手を差し出して見せた。


少し力を入れて、バレないように。




「...そう。あ、あと...」




「...?」




「強がるのはいいけど...1人で頑張りすぎるなよ。
俺も協力するから。」



「...!」



どうやら彼は、嘘を見抜くのが得意なようです...。
私がわかりやすいのかもしれませんが...。