「ガラガラガラ」
病院に来て案内されたのは霊安室だった
「お姉ちゃん…来たよ…」
お姉ちゃんの手を握ると、微かにまだ
お姉ちゃんの温もりが残っていた
気付けば、またボロボロ泣いていた
泣いている私に声をかけてくれる優しいお姉ちゃん。いじめられている私をかばって、いじめに立ち向かってくれた強いお姉ちゃん、いつも強く、優しく、たくましくかったお姉ちゃん。
こんなに突然別れが訪れるなんて思わなかったよ…
「桜、今日はもう帰るか…?」
「…うん……」
「送るよ」
「ありがとう…」
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「桜、今日はゆっくり休めよ」
「ありがとう、遼付き合ってくれてありがとうね」
「気にすんな、じゃあな」
「うん、バイバイ」
ガチャッ
「ただいま…」
昨日までお姉ちゃんと過ごした部屋
とても寂しく感じる
「お姉ちゃん…ただいま…」
なんとなくお姉ちゃんの部屋に入った
お姉ちゃんが使っていた私物を手に取るたびに涙が流れる。
なんとなくお姉ちゃんの机のタンスを開けた
「……??」
そこには手紙が入っていた
「桜へ」
お姉ちゃんからの手紙!?
私は急いでリビングにあったハサミを手に取り
封を開けた
「桜へ
桜、この手紙を読んでいる頃には、
私はもう桜の側にはいないんだね。
突然の事で困惑してるよね。
こんな最低な姉をどうか許してください
実は私はクラスメイトからイジメを受けていました。
でもイジメが私が自殺した原因ではないの。
イジメの主犯格の子のバックには何人かの男がいて、私はその人たちにレイプされた。
汚れてしまった。
汚れた私はもう、桜に会わせる顔がなかった
だから桜の前から姿を消しました。
桜、これだけは分かって、この件は決して
あなたのせいではない。
私の意思で、もう私は桜の側にいる資格がないと思ったから。
弱い姉でごめんね。これから桜にどんな事があっても、ずっとずっと見守ってるよ。たくさん勉強して、たくさん遊んで、素敵な人を見つけて、素敵なお嫁さんの夢、叶えてね。私はずっと桜の心の中にいるからね。
さようなら
咲 」
私に対するイジメがピタッと止んだのは…?
お姉ちゃんがいじめられるようになってから?
お姉ちゃんが私の身代わりに…??
原因を作ったのは私に間違えない…
お姉ちゃんが死んだ元々の原因は…私…??
「ウッ…ウッ…ウワァァァァァァァァァァ
イヤァァァァァァァァ…ウッ…お姉ちゃ…ウワァァァァァァァァァァ」
ひたすらひたすら泣いた、今日はもうどれだけ泣いただろう。
お姉ちゃんの体調が悪そうだったのは……
どうして気付いてあげられなかったんだろう。ずっとずっと一緒にいたのに…どうして…
「お姉ちゃ…お姉ちゃんごめんね…お姉ちゃん…ウッ…ごめんね…ごめんね…」
お姉ちゃんから残された手紙を握りしめて
ひたすら泣き続けた。
