チュンチュン

「ん……?もう朝?」

ラズリが眠い目をこすりながら、体をおこし

外の様子を見に行く。

「キャアー!!!」

その声に驚き、ルシフがあわててラズリの元にかけ寄ると

「………ん?」

そこには、一面雪だらけ、まるで銀世界のような景色を見て

キャッキャと子供のようにはしゃぐラズリの姿があった。

「ねぇ!見て見てー!ルシフ、こーんなにきれいよ!!」

ボフッ

「わっ!やったなぁー?」

ボフッ

「キャッ!!いったぁ〜い!」

いつの間にか、二人は雪合戦に夢中になっていた。