しばらく進むと、にぎやかな街が見えてきた。

「雪はここで途切れてるみたいだ。降りるぞっ」

そう言うと、ルシフは雪の上に降り立つ。

「ちょっ、ちょっと待ってー!」

歩き出すルシフを見てあわててしまい

足を踏み外してしまった!

「きゃっ!!」

(体が……いた…くない!)

ビックリして目を開けると

そこには

ルシフが、ラズリを支えていた。

「ったくー、お姫様なんだろ?気をつけろよ??」

「うん!!ありがとうー!」

「お、おお……」

お礼を言うと

ルシフが照れくさそうに

頭をかいた。

(何だか、たくましく見えるわね……ふふふっ♪)

「赤くなってぇ〜、ルシフったらかぁ〜わい〜♪」

「っ、るっせーよっ!(/////)