幼なじみと初恋〜2つの奇跡〜

ー次の日ー

「おーい。まだ寝てんのかー」


「もう起きてるーっ。すぐ行くから!」


「早くしろよー」


--10分後

「ごめん!遅くなった!」


「………」


「ハル?」


「…あ?」


「…、ごめん」


「なんで?」


「わたしが遅くなったから怒ってるんでしょ?」


「いや、別に」


それから学校につくまでお互いなにも話さなかった。
教室の前はいつもと同じ光景。
そろそろ飽きてきた。


「じゃあ、、またね…?」


「あぁ。終わったらメール」


「うん。がんばってね」


若干バカにしたような笑みを浮かべ、手を振りながら教室に入っていく。


「はーるーとーっ」


「なに」


「わっ、冷たっ」


「別にそんなことないと思うけど」


「そ?まぁ不機嫌なとこ悪いけど1組のユキちゃん。呼んでるよ」


「あぁ。遅くなりそうだったら先生に言っといて」


玲にひとこと伝えて教室をでた。
呼び出されるたびに思う。

なんで俺なんか…。
って。