【短編】無気力幼なじみと初愛




「なになに?どうしたのさ」

「…なんでもない」


顔をそむけながらくりかえす伊織。

当たり前の反応が返ってこないと…調子狂う。


伊織の気持ちが読めないなんて、いつぶりだろう。

表情が薄くても、何を考えてるか、いつもだいたいわかってた。


「いいからこっちむけー!」

顔を隠す腕をひっぱると、やっと伊織の顔が見えた。

…って、あれ…?



「伊織、なんで顔赤いの?」