【短編】無気力幼なじみと初愛




新幹線の中は涼しかった。

残る問題はひとつ。

千夏と隣。当たり前だけど近い。


「楽しいねー!外見て!もう自然ばっかりだよ!」


窓側ではしゃぐ千夏。

俺の心拍数とか、わかってんのかな。


「あー、ちょっと!ゲームしない!没収!」


取り出したゲームに手をのばしてきたから、ちょっと嫌がらせ。

腕をかかげたら、もう届かない。