【短編】無気力幼なじみと初愛




…え。


「ちょ…ちょっとストップ!!!」


両手を前に出すと、伊織はなに、と赤い顔をしかめた。


「あたしのこと…まだ、好きでいてくれてるの…!?」

「…信じらんないの?」

「だって、好きな人には振られるのが当たり前だった…」


一瞬の間の後、伊織は無言であたしの手をとった。