【短編】無気力幼なじみと初愛




めまぐるしく追加されていく情報に、頭が追いつかない。

止まってくれない涙の先に、体を離す伊織が見えた。


「…バカ」

「この期におよんで!?」

「うるさい」

「ひど…っ、」

「忘れてって言ったのは…その…」


口ごもった伊織を見上げると、真っ赤な顔で目をそらした。


「器小さく見えたかな、とか思って…」

「うつわ?」