【短編】無気力幼なじみと初愛




「忘れたくない」

「…え?」

「忘れられないし。告白忘れろとか身勝手すぎ!
あたしにも好きって言わせてよバカ伊織!」


自分が何を言ってるのか、もう分からなくなってくる。

勢いでまくしたてて息を切らすと、伊織は黙ってしまった。


いたたまれない空気に思わず後ずさる…

…ことは、できなかった。


「…千夏」