「…そんなの」


心なしかうつむいて、ゆあはつぶやいた。


「言い訳なんて、できないよ。本当に好きになったんだもん」

「ゆあ…?」


のぞき込んだ瞬間、勢いよく立ち上がるゆあ。


「よし、千夏ちゃん!告白するなら今日、この後だよ!行くよね?」

「この後!?」

「行・く・よ・ね?」


整った満面の笑みに、恐ろしさを感じる…