【短編】無気力幼なじみと初愛




ゆあは日焼け止めをぬりながら、あたしの話に相づちを打つ。


「ふーん…それで千夏ちゃんは、伊織くんが好きだって気づいたんだ?」


うん、とうなずいて、再確認。

そっか…あたし、伊織のことが好きなんだ…


「で、告白は?いつもみたいに玉砕されに行くの?」

「成功するっていう選択肢はないの!?」


…まあたしかに、もう振られたも同然だけど。

「忘れて」の言葉が、まだ引っかかっている。


「…しかも、相手は伊織…だしなぁ…」


気持ちも、今までの恋とは全然違う。

恋って、もっと楽しいものだと思っていた。