【短編】無気力幼なじみと初愛





歓声が、グラウンドを包み込む。

体育祭当日。


あたしはと言えば、応援席のすみっこで体を丸めている。


「ちーなーつちゃん」

「ん…あーゆあ、どうしたの…」

「どうしたの…じゃないよっ!

千夏ちゃんこそどうしたの、キノコみたい」


キノコ…ですか…


「あのね、千夏ちゃん…私じゃダメかもしれないけど、話きくよ?」