【短編】無気力幼なじみと初愛




「なにさわらせてんの、ほんと千夏ってバカだよね!」

「…伊織こそいきなりなに!?意味わかんない!!」


負けじと言い返したとたん、5時の鐘がひびく。

能天気な音に思わず二人で黙ると、


「…あっ、やべ」


今まで黙っていた、隼人の声がした。


「俺そろそろ帰んなきゃ!悪いけど、頼んだ!!」


このタイミングで!?…と、目で訴えるあたしに、

何かたくらんでいるような笑みを残して… 

隼人が去っていった。