【短編】無気力幼なじみと初愛




体育準備室で仕事について教えてもらっていると、


「あ…向坂さん、ほこりついてる」


隼人が、あたしの髪に手をのばした。


瞬間。

後ろから、ドアを開ける音とともに…

「千夏…っ!」と叫ぶ声。


いつもより低くて、太くて、大きくて…

弟みたいなんかじゃない、伊織の声がした。


「伊織!?なんで…」

「バカじゃないの!?」


…脈絡がつかめないのは、ここ最近のお決まりみたいだけど。