【短編】無気力幼なじみと初愛




「ごめん、ちょっといい?」


遠慮がちな声にふりむくと、隼人が立っていた。


「ん?どうしたの?」

「すげえ悪いんだけど、頼みたいことがあって…」

「あたしにできることがあったらやるよー!」

「マジ!?ほんと助かる!」


用事があって早く帰らなければいけないらしい隼人。

用具の片づけを代わることになった。


「今度なんかおごるから!!」

「そんなのいいよー!」


隼人の申し出を笑って断りながら、グラウンドをあとにする。