【短編】無気力幼なじみと初愛




「い、伊織の家…行っていい?」


昔から、仲直りしたいときはこれ。

いつもは絶対にきかない質問をする。

今はケンカしてるわけじゃないけど…


意外にも「…いいけど」と、無愛想な許可が降りた。


「おじゃましまーす…」

「おー、千夏ちゃん!いらっしゃい!」


元気いっぱいのお母さん。

助かった!間が持つ!


…と、思ったのに。


「俺の部屋行くから。お茶とか、いらない」


マジですか…