【短編】無気力幼なじみと初愛




とは言ったものの。

同じ委員会に伊織がいるなんて…聞いてないよ!!


一年生の伊織は、あたしたち二年生より前に座っている。

ぼんやり観察していると、意外なことがわかった。


「葉山、眠そうだね?」

「昨日、あんまり寝れなかったから…」

「あ、前話してたゲームしてたとか?」


…あいつ、女子とも普通に話してる。

あたし以外の女子と話しているのは、それほど見たことがなかった。


「向坂さん、プリント来たよ」

「へ!?あ!ありがと!!」


また変な声を出してしまった…

…そういえば。