「はー!お腹空いた!」
「同感...」

4時限目が終わり、みさとが叫んだ
私はそれに頷きながら教科書を閉じた

その時、朝の3人は組が私達の近くの席にきた、
でもすぐに私とみさとに向けられたものじゃないと気付いた。

「淳ー!龍くんっあたしらと一緒にご飯だべよーよーお」

あ、龍くん達を誘ってるのかな...
私、一緒に食べたいとか思っちゃってたな。

誘い、受けるのかな。

「あーわりぃ!昼は俺らで食うから、ごめんな!」
「え?俺らって...?」

淳くんがそう言うと、
若西さん達は動揺しながら、私をすっごいにらんできた。

でも若西さんの視線が私から外れたのでそれを追うとみさとだった

「みさと、みさともにらみすぎ。」

と、コソッと言ってみた。

「ん?あぁ、ちょっと睨まれてるからね、お返ししてんの、眼力でうちに勝てるとでも思ってんのかっての。」

おぉ。すごい...。
あっ若西さんが先にそらした。

「勝ったねーん」

みさとが自慢げに言うもんだから
つい笑ってしまった。

「おれら、俺と龍とみさととアリスだよ?」
「あ・・・うん、そっかじゃあまた誘うねっ」
「おう。」

淳くんは最初に会ったときみたいに、
両手を目の前で合わせて謝っていた、
そして若西さん達は去っていった。
なんだろ、すごい嬉しい。
初めての“昼休み”を
龍くん達と一緒にいれるの...


「みさととアリスーなんか買ってくるよ、何食べたい?」
「ナイススティックパン!」
「あ、俺それ知ってるー!張り出されてたやつか!」

みさとが言った提案に淳くんはすごく
頷いていた。

「じゃあ俺は焼きそばパンで」
「え?龍何言ってんの、お前も行くんだよ!」
「は、お前まじかよ。」
「女子のために男子が働くのは当然だろ!」
「お!さすが!淳イケメンっ」
「あざす。あざす。」
「わーったよ。アリスは何がいい?」
「わ、私もみさとと同じでっ」
「ん、おけ。」

みさとの褒め言葉に
淳くんはお辞儀をしながら笑っていた。
龍くんが急に私に降るから、変な声が出てしまった...、


それから2人は買ってきてくれて
仲良く4人で昼食を済ませた、
こんなに楽しいなら、これからも一緒に
食べたいな...



「なーなー!」
「んー?」
「え?」
「これからもさ、俺らで食べん?笑」
「え!うちも同じこと思ってた!」
「は!?まじかよ!?」
「わ、私も続いたらいーなーって思ってた...」

え、みんな同じことを...?
龍くんは...と思って見てみると、
「お、おれも」と恥ずかしそうに呟いた。

それから笑いあって、
この4人でいると楽しくて仕方がなかった、