音楽室を飛び出して来た私がたどり着いたさきは教室だった。

不意に窓が視界に入り窓に近づいていった。

「涼…佳奈…」

私は窓を開け、体を乗り出し落ちようとした。
その時

「やめろ!」

と腕を掴まれ教室に戻された。
そこにいたのは