君に好きと伝えたくて。

「やっぱり朝ちゃんからは動かないね。では、僕から!」


総司が朝に向かって木刀を向けた。


「ハッ!」



スゥー!


「なっ!」


総司もここ数年動いていないだろうと
思っていたのだろう。
朝が避けきれないと思った。


だが、朝はいとも簡単に避けた。