「あっ、いえ/」


店番は明らかに動揺していた。



土方は何かを確信した。




「与吉どーしたんだい?」


なにやら、女の声がした。


「あらっ!?土方様方でありんせんか。どーしはったんでありんすか。」

春新造だった。


「ああ、朝陽花魁に会おうと思ってな」


原田が言った。