「先輩。」

「結香ぁ…」

「美湖!?どした!?」

「先輩いない…」

「ほんとだ…ま、すぐ来るってー」

そのあと私は結香と雑談した。

でも…。

龍貴さんがこない…。

ガラガラ──。

体育館の扉が開く。

え、だれ!?

もしかしたら龍貴さんかも!?

そう思ってみたけど…。

なんだ…違うし。

入ってきたのは龍貴さんとなかいい男子バスケ部のキャプテンだった。