「先輩。」

やだ

聞きたくない。

──ガラガラ

「ゆい、か??」

「美湖?あ…私お邪魔だった?」

「う、ううん。むしろよかった」

私は龍貴さんのほうをみた。

龍貴さんはどこか別のとこをみてて表情が伺えなかったけどひとつ分かることが。

龍貴さん…

──耳まで真っ赤。

私は立ち上がると保健室から飛び出した。