裏表の君に一目惚れ♡

午後の授業も終わり、ただいまHR中です。
先生がなんか言ってるけど、聞いてる振りだけ。
さっそく!廉くんと帰ろうかな!
いろんなこと妄想してたら、前に座ってる夏稀が振り向いてきた。

「ねぇ、らん。どーして五十嵐と付き合うことになったの?
ずっと気になってた。」

「あのね…」

屋上であったことを夏稀にすべて喋った。

「ふーん。そんなことかー。もし五十嵐いなかったら蘭、やばかったじゃん。」

「う、うん。」

「それでキュンってなったわけね。でも、名前も知らずに付き合うって…。
蘭らしいわ。」

「えへへ!」

「褒めてないからね?
今日は五十嵐と帰るんでしょー?」

「うん!そのつもり!」

「じゃあ、あたしは彼氏と帰るね~。」

「うん!」

夏稀は他校に彼氏がいるの。
たしかその学校、結構頭がいいって有名なんだよね~。
夏稀は確か塾帰りに、襲われそうになったらしく、その時助けてもらったのがその彼氏なんだよねぇ~。
ロマンチック♡
でも、内容的には、さっきのあたしと変わんないよね??

「じゃあ、慧斗にメールしとこっ。」

あ、夏稀の彼氏の名前は…あれ?名字なんだっけ?
あっ!杉本慧斗くんだった!
1度会ったことあるけど、すごい理系っていう感じ!
勉強教えてもらってるんだって~。
いいなぁー。
あ、自分も廉くんから教えてもらえばいいか!

夏稀と話してるうちにHRは終わっていた。

「きりっーつ、れーい」

「「さよーならー」」

いつも思うけどこの挨拶子供みたいだな…。

「じゃあね、蘭。新しい彼氏とラブラブにね~。
ただし、すぐ別れたりしたらだめだからね?」

「うん!わかってるよ!」

あたしは荷物をカバンに詰めて、廉くんの元に向かった。

「れーんくんっ!かーえーろ?」

「あ、うん。ちょっとまって。」

廉くんの準備ができたところで、学校を出た。
このまま帰るのももったいないなぁ。

「ね!駅前のクレープ屋さん行かない?」

「じゃあ行こうか。」

「やったーい!」

なんだか、楽しい放課後になりそうです!