裏表の君に一目惚れ♡

ガチャ。
屋上の扉を開くと、元彼はいた。

「話ってなにー?」

「なぁ、この前のことだけど。
別れるってどういう事だよ?」

「え?そのまんまだよ?」

「そーじゃなくて!なんで…別れるんだよ!」

「あっ、それに関してはごめんなさい!やっぱり、あたしの求めてる恋じゃなかった。
遊びだと思わせたならごめんなさい!」

「はぁ?俺は嫌だからなっ!」

「ごめん!もう付き合えないの…。
だから、別れて下さい。」

「ほ、他に好きな人でもできたのかよ!
なぁ、足りないもんあるならさ!
俺、蘭のために尽くすから!」

し、しつこいなぁ。
ほんと、こんな性格だから無理なのにぃー。

「なっ、なっ?だから別れないでくれよ」

その時、元彼があたしの腕を掴んできた。

「ちょ!やめてよ!痛っ!」

痛くて目をぎゅっとつぶった瞬間…、
ドスッ。
え?何今の音?
恐る恐る目を開けてみると…、あたしの目の前に男の子が立っていた。

「女の子嫌がってるじゃないですか。」

「お、お前には関係ねぇだろ!」

「嫌がってる子を見たらほっとけませんよっ」

え、なに…。この人めっちゃ強い…。

ドスッ、ドカッ。

「痛ってぇ、くっ、くそ!」

す、すごい。この人何者なの…。

「大丈夫ですか?」

「あ、あ、はいっ!有難うございます!」

てかこの人めっちゃ地味なんですけど…。
さっきの戦いは夢?
いやいやいや、現実だ。

で、でもなんかこの人何かを感じる。なんだろ。この人なら、あたしの理想の恋を実らせてくれそう。
そんな気がした。とっさにあたしは、

「あ、あの!付き合ってください!」

「え???」

「あの、貴方ならあたしの理想の恋実らせてくれそうっ!」

「え?あ、じゃあお願いします…。」

「え!ほんとに!♡」

「あ、うん…。」

突然すぎて、困ってたけど…w
あっさり返事してくれたっ!
こんな感じであたし佐藤 春蘭は名前もまだ知らない彼と付き合う事になりました♡