私の涙は貴方の為に



学校までの道のり。

いつものことだけど、人の視線が私に集まる。

…それもそうだよな。銀髪碧眼なんて、そうそういないもんな。

私の通う不良校の近くにはエリート高校がある。

世に言う"お嬢様&お坊ちゃん"が通う学校だ。

『…………。』

それにしても…こっち見すぎだろ。
見せもんじゃねーぞ、私は。

『…チッ。』

居心地の悪さを感じて、私は学校へ急いだ。