1998年8月、千葉県千葉市、僕の名前は若山年也(わかやま としや)県立高校の3年生、小学校に入る前から歌が好きな男の子、成績は5教科で290点ほどだ、両親は平凡なサラリーマン、年也が学校から帰宅、夜、年也がピアノを弾いていると、美佐恵「年也、また上手くなってる」通晴「これは…」通晴「歌手デビューが現実味を帯びてきたか…」年也「まぁね」麻衣「お兄ちゃん、歌いながら演奏してみて?」年也「うん…」年也は歌いながらギターを弾く、通晴「上手い、すごぃな」渋川マネージャー「驚くのも無理はない、オレは20年以上音楽業界にいるが才能のないジンがこのレベルまできたのを初めて見たんだからな、才能のあるやつでも、前の段階で脱落していくのを何度も見てきたからな…」渋川「イレギュラーな展開になってきたぜ」渋川「若山、あと一歩だ<emj:160>」麻衣「お兄ちゃん、勉強」年也「うん…」年也は麻衣に大学入試の勉強を教えてもらっていた、麻衣「お兄ちゃん、何で?わかんないの」年也「ごめん…」麻衣が叱る、年也は涙が出ていた、麻衣「また泣いてる?」30分後、年也「なるほど<emj:158>分かってきた」、その頃、渋川「妹さん、気が強いですね、厳しいというか」通晴「麻衣と年也は性格が正反対なのよ」年也が勉強を終えて、渋川「若山、勉強終わったみたいやな」年也「まぁね<emj:158>」渋川「妹さんに叱られてた?」年也「怒られたよ<emj:158>」麻衣「渋川さん、お兄ちゃんバカで大変でしょ?」年也「いやそれは?」麻衣「すぐ泣くし」年也「そんなことないって」麻衣「さっき、私に泣かされてたやんか?」年也「悔しいって」麻衣「でも、私、お兄ちゃんのこと尊敬してる」麻衣「私は、1学期の期末テスト、493点で学年1位だったよ」年也「麻衣は昔からアタマ秀才だよ」夜10時過ぎ、渋川「じゃあ、また明日」年也「うん」11時過ぎ、年也は寝室にいると、麻衣「お兄ちゃん、寝る」年也「パンチラの麻衣きたね」麻衣「スケベ」年也「あ?赤」麻衣「もう」麻衣が年也の腕を掴んだ、年也「うわ」年也は腕をひねられ押さえつけられた、年也「痛いって」年也「痛い」麻衣「どう」年也「無理」麻衣が腕を離した。年也「はあ」年也が電気を消す、麻衣「お兄ちゃん、前よりアタマ良くなったね」年也「まぁね」